この図鑑について
全国1,741の市区町村を、どれも同じ形式の1ページで紹介しています。いまは625町を収録しています。
なぜ作っているか
誰かの故郷である限り、すべての町には等しく尊い価値がある。
観光地として消費される町や、ニュースで取り上げられる町ばかりが「価値ある場所」ではありません。名前も知らない小さな町にも、そこにしかない風土があり、今日まで続く確かな人々の営みがあります。
「まちがたり」が、全国すべての自治体を同じ形式で、ひとつの図鑑のように編纂している理由がそこにあります。
今日の暮らしの輪郭と、その土地に息づく色褪せない歴史。それらを同じ温度で並べることは、効率や目立つことばかりが評価される今の社会に向けた、ささやかな願いです。
たまには、あなたのルーツに想いを馳せてみませんか。
遠く離れて暮らしていても、なかなか帰省できなくても、あなたの故郷は確かにそこに息づいています。
地図をたどり、見慣れた町の名を開いてみてください。
途切れることなく続いてきたその土地の歴史が、他でもない「あなた」へと繋がっていることを感じていただけるはずです。
過去の無数の営みがあって、今がある。
あなたが生まれ、今を生きていることそのものが素晴らしい。
何をしているか
全国の市区町村を、1町1ページで紹介しています。どの町も同じ順番で、その町にしかない風土や歴史の読みものと、人口や所要時間といった今の暮らしの数字を載せています。自治体の公式サイトはそれぞれ作りが違いますが、ここではどの町も同じ読み方で読めます。
入口は、あなたの故郷や、かつて暮らした町で構いません。ページの終わりには、県をまたいで同じ特徴を持つ「似ている町」と、地図の上で隣り合う「次の町へ」を置いています。見慣れた町から一歩ずつ、名前も知らなかった町へ移っていけるようにしています。
町を選ぶ材料を並べる場所ではなく、知っている町から、名前も知らない町を1つずつ知っていくための場所として作っています。
データの作り方
数字と写真は一次ソースから取ります。人口や面積は e-Stat(政府統計の総合窓口)の社会・人口統計体系から、 統計表と年を1項目ずつ持ったまま取り込んでいます。写真は Wikimedia Commons から読み、 撮影者とライセンスを1枚ずつ各ページの末尾に出しています。
取れないものは、推測せずに「—」と出します。たとえば家賃はまだ接続先を決めていないので、どの町にも数字が出ません。 属性の語も同じで、「家賃が安い」は家賃のデータが無いかぎり、どの町にも付きません。 もっともらしい値を置くより、空いていることが分かるほうがよいと考えています。
所要時間は、自治体が公式に書いている区間だけを載せます。鉄道の所要時間は経路と種別で変わるので、自分では計算しません。 公式に記載が無い区間は落としていて、その結果まったく載らない町もあります。
比べるための語は、定義を固定します。「都心まで◯分」の「都心」は三大都市圏の中心駅14駅を指し、町ごとに違う場所を指しません。 時間の丸めは常に切り上げます。
本文は編集部が1町ずつ書き、事実を1件ずつ確認しています。各ページの末尾に、確認した事実の件数と確認日を出しています。 数字と写真の出どころは同じ場所に並べてあります。
収録の状況
いま625町です。全国1,741市区町村を順に入れていきます。 収録した数を大きく見せる書き方はしていません。トップには空いている都道府県の数を出しています。
運営
平岡尚
各ページに「編集部」とあるのは平岡尚1人です。
訂正・掲載の取り下げについて
記載の誤りを見つけられた場合、また写真の権利者の方で掲載を取り下げてほしい場合は、 お知らせください。確認のうえ直します。 自治体の公式情報とこの図鑑の記載が食い違う場合は、公式情報が優先します。